「地方分権」がやっと此処へ来て、盛んに叫ばれ
るようになり、権益の移動と共に、税制面でも地方
に比重を移す議論がなされるようになって来ました。
この様な事はもう、今までの様な、中央集権的行政
では、もはやこの国は立ち行かなくなった事を物語
っていると思われるのですが、私は、それと同時に、
国民の側にも、ぬるま湯に浸かったような「行政に
無関心」・「お任せ主義」・「意思表示もない」・
「無発言」等々、が、「自分の事しか考えない」・
「利己的」で選挙においても、棄権する事を何とも
思わず、他人事の様に受け流している、特に若い年
代層には無気力なフリーターが多い等は。国民の政
治に対する意識レベルの低さをそのまま、象徴して
居る様に思えてならない。
教育が悪いと言えば、いま教えている先生の時代
から悪かったのだから、これも一丁一石ではそう簡
単に直らない。
この様な、状況下で、我々の市民運動のあり方も、
直接行政にアタックするやり方も必要だが、市民・
国民に向けての、意識改革運動にも力を注ぐ必要が
あると思う。
私の所属する「神奈川市民フォーラム」も、大前
さんの平成維新改革に共鳴して参集した、あれから
12年、メンバーの年齢も70を過ぎたので、当時
のような動きのある活動は出来ないが、何か、出来
る活動をやろうと一昨年から公開討論会を主催して、
市民の行政に対する関心度を高める運動(海老名市
での県会議員・市長選の公開討論会)を、今年は、
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11月23日に県知事と市長とを交えての「街の未
来を語る市民の集い」を企画、1000人集会に盛
り上げるため、市内の他団体(自治会連合会を含む)
にも、動員をかけた集会にしたいと思っています。
この種の「集い」は、とかく有り触れた問題の討
議を知事と市長が言い合ってお仕舞いと言うのが、
常であるが、今回の集会では、質問項目を直接市民
から募集し、ユニークな質問を交えて、内容を充実
した「集い」にしたいと、実行委員会で知恵を絞っ
ている。来て頂けばわかりますが、開演前に市民の
有志(美人ばかり20人)による津軽三味線の気合
の入った演奏で始まると言う、市民による、市民の
ための「集い」をアピールした趣向です。お時間の
おありの方は当日ご参加下さい。
その他、当会では、インターネットを活用して、
「発言のひろば」というメルマガを毎週火曜日に発
行しています。目下講読者は520人程度ですが、
インターネット等からの隠れた情報や、読者からの
発言等を内容にしたメルマガを流しています。
マスを動かすツールとしてのインタネットは、ま
さに市民運動のためにある様なものです、これを使
わない手は無いと思います。
この運動を続けることで、地域の動きから、いず
れ、世の中を変える大きな原動力になるものと信じ
ています。
かながわ市民フォーラム代表:折井久彦
Mail: h-hiroba@nifty.com
<http://homepage2.nifty.com/k-heisei/>
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