生活者主権の会生活者通信2004年07月号/02頁..........作成:2004年06月26日/杉原健児

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小川敏夫参議院議員演説会のお知らせ

 来たる参議院選挙において、当会で推薦を決定いたしました小川敏夫さんの個人演説会を行うこととなり
ました。                                            
 会員の皆様はもとより、お知り合いの方にも是非お声掛けを頂き、一人でも多くの方のご参加のもと更な
る御支援の輪を広げていただきますよう、心よりお願い申し上げご案内いたします。          
                       記                        
 日時:7月1日(木)19:00より                              
 場所:豊島区立勤労福祉会館(池袋駅西口徒歩4〜5分、メトロポリタンホテルの先池袋消防署ならび)
    豊島区西池袋2−37−4  TEL 03(3980)3131              
 お問い合わせ:藤本きんじ 5951−8501 または 090−8115−3029 まで    

21世紀のライフスタイルを考える会に出席して
−新たな「地球人」の誕生−

千葉県柏市 峯木 貴(mineki@taurus.bekkoame.ne.jp)

 5月22日の土曜日に「21世紀のライフスタイルを
考える会」の会合が開かれた。         
 テーマはまだはっきりとしていないが、「健康的
な暮らし」であることには違いない。それに付随し
て話題は健康食品や田舎暮らし、環境問題など多岐
に渡る。ここでは環境問題の観点からこの会の行方
を占う。                   
 まず「21世紀のライフスタイル」とは何か。私な
りに解釈すると、21世紀は現在を表しており、ライ
フスタイルは生きざまを表しているため「現在の生
きざま」と訳せる。ちょっと大げさなので「今の生
き方」といったほうが良い。          
 その中で喫緊な課題のひとつは環境問題である。
ところで、手元にこの会合に同席された「地球村」
の方が配布した資料がありその中で、環境に関する
アンケートがあったので何気なくやってみた。私は
環境に対してことさら積極的に行動しているわけで
はないのだが、このアンケートの回答の結果は25点
中11点で、「グリーンコンシューマー(環境を大切
にした商品を選んだり、普段の生活の中で地球環境
を大切にした暮らしをしていこうと心がける人のこ
と)」であると出た。意外な結果である。    
 質問内容は車の利用方法から、ごみの分別、食品
の選び方や買い方などであるが、私はあくまでも経
済面を重視した行動をとっているため、その結果が
「グリーンコンシューマー」であるのは意外であっ
た。                     
 なぜこのような良い得点になったかは、ひとえに
車の利用方法からである。単に経済面から自家用車
をやめ、必要な時にレンタカーを借りるようにした
結果、公共機関の利用頻度が増え、無駄な買い物を
したり、また無理して買わないためと思われる。そ
の結果、知らない間に「グリーンコンシューマー」
になっていた。                
 以上を例にするように、環境問題の糸口は見つか
っている。しかし、それにはいままで環境にやさし
いと思われた行動をすべて白紙に戻す必要がある。
 例えばごみの分別をやめる。環境に優しい車への
乗換えを見合わせる。再生品(エコマークのついた
ようなもの)の購入を控える。等々...      
 そして、すべてを白紙撤回した後に「21世紀のラ
イフスタイル」を改めて考える。21世紀のライフス
タイルといっても、手っ取り早くいえば、今自分に
とって一番大切なものを考え、それに向かって突き
進むことに他ならない。            
 もし車が一番大切ならばそれはそれでよい。その
他のことは一切考えずに全財産を車につぎ込めばよ
い。そして、車以外の生活はできる限り質素にする。
家が一番大切ならば家に、服が大切ならば服に全財
産をつぎ込もう。               
 しかし、もし一番大切なものが「物質的なもの」
であるならば、その考えは非常に浅はかなものとい
わざるを得ない。もしくは気が病んでいるともいえ
る。                     
 もっと深く考えつめると、その答えは、友人、家
族、仕事、知識、健康...と非物質的なものになる 
はずだからである。そして最終的には「自分自身」と
なる。そして、生き方の結論は「質素であるが豊か
な暮らし」なのである。これは、先の主目的である
「健康的な暮らし」にも合致する。       
 環境問題はその時点で消滅する。地球の環境に対
する負荷が、一気に半減するためである。    
 ごみをきちんと分別する必要はない。ごみは半分
以下に減る。車をエコカーに乗り換える必要はない。
今の車で使用を控えれば十分環境にやさしい。再生
品も無理に買う必要はない。いいものを大事に使用
すればよいし、消耗品ならば使用を控えればよい。
 そんなことで、「21世紀のライフスタイルを考え
る会」は非常に刺激的なものとなる。そして21世紀
の新しい「地球人」が誕生する。        

生活者主権の会生活者通信2004年07月号/02頁