| 全面拡大表示 大阪教育大学教授・長尾彰夫様 | 
| 
前略                     
(一) H.15.3.9.朝日新聞の「ゆとり(教育)を追
 う」この一年シリーズそのBの貴論文に快哉を叫
 ぶ読者の一人です。お説の通り、文部科学省が、
 「ゆとり教育」を捨てた、急激な方針転換は、誠
 に残念であり、全く納得がいきません。    
    私は、74歳の、あとは死ぬだけの一老人に過ぎ
 ませんが、この国の諸悪の原因は、全て中央集権
 制による諸規制の抑圧によるものであり、之を改
 めるには、その対極たる地方分権、地域主権の最
 も理想形である道州制に、早急に大改革するのが、
 唯一最良の方法だと思っております。その中で、
 将来のため、最も大事なことは、教育の荒廃、学
 校の崩壊の再建であります。         
(二)ゆとり教育が叫ばれだしたのも、このためで
 はなかったでのでありましょうか。      
    いじめ、不登校、少年犯罪、偏差値つめ込み教
 | 
 育、没個性人間創出、入試偏重で大学での勉強不
 足、等々が、結局は、社会を歪め、ひいては政治
 ・経済の活性化をもスポイルしている現状は、少
 しも良化しておりません。          
    勿論、個性ゆとり教育と学力の充実は、平行し
 て注力されるべきものであります。      
    片方だけというものではありません。    
(三)本当は、大学も全て民営化し、各地各道州で、
 夫々個性的教育制度を見出していくべきもので有
 りましょう。しかし乍ら、中央集権制が残ってい
 る間は、文部科学省に頑張って貰い、この両足を
 しっかり踏まえてやって頂くしかありません。 
    今後とも、皆んで声を大にして、このことを叫
 び続けようではありませんか。先生の後ろには、
 私同様、先生の声に声援を送る大多数の国民が居
 ることを、信じて頂き、益々ご健闘されることを
 祈念申し上げます。   乱文乱筆深謝。草々。
 | 
| 私は台湾でSARS(新型肺炎)による感染が発 生した直後の4月28日に台湾に入り死者が10名 報告された5月7日に帰国しました。その間台北近 郊の桃園のホテルに滞在し極力外出をしないよう過 ごしました。万が一風邪でもひいたら病院に隔離さ れる可能性もあるためです。 滞在中テレビは、現地の放送とNHKの衛星放送 を視聴し、新聞は現地のと読売新聞を閲覧できまし た。当然現地はSARSの報道一色で、感染者数、 死亡者数の速報と如何にして感染を防ぐべきかと市 民への注意を繰り返してました。一方日本では小泉 首相が『日本は検疫体制がしっかりしているから大 丈夫』の一語だけで対岸の火事としてみていた感じ がしました。果たして検疫体制如何だけで感染を防 ぐ事が可能かと疑問に思いました。 5月7日成田に到着した時、当然質問表なり体温 測定が行われると思っていましたが、予想に反し無 条件パスでした。島国ゆえの過信でしょうか。否、 どう見てもSARSに対する認識不足によることだ と思います。 | 必要以上に恐怖心をあおる事はないが、現在のよ うな飛行機による大勢の人々が国境を超えて行き来 している時代にしては首相をはじめ厚生労働省の役 人達は甘すぎるのでないでしょうか。 先日台湾から日本に観光にきた台湾の医師が帰国 後SARSに感染した事が分かり大騒ぎになってい ますが、今のところ感染者がでていないのは幸運と しか言いようがないと思います。 日本人は清潔好きだから大丈夫と台湾でもいわれ ましたが、日本の医者ははっきりと幸運に恵まれた だけでいつ感染者を出してもおかしくないと言って ます。問題はSARSが上陸した時にカナダのよう に短期間で封じ込めるかどうかだと思います。日本 は院内感染の対策は先進国の中でも後れていると聞 いています。それなのに厚生労働省はその自覚が足 りないのではないでしょうか。 日本の疫学専門家は研修生を含めても16人しか いないと本日の日経新聞に書いてありました。今す ぐにハコモノ行政を改め基礎体力を鍛えるべく予算 の再配分を望んで止みません。 |