生活者主権の会生活者通信2002年12月号/09頁..........作成:2002年12月20日/杉原健児

全面拡大表示

真の構造改革とは?(2)

生活者主権の会代表 岡戸知裕

   〜1頁の「巻頭言」からの続きです〜
 日本ではこの自動車道路建設(高速道路)に税金
を投入しないと民営化委員会は言っているが、これ
もおかしな議論だ。自動車ユーザーは年間10兆円
にのぼるガソリン代に始まる自動車関係諸税を支払
っており、そのうち6 兆円は道路建設の為の目的税
である。その上さらに1兆8千億円の通行料を負担
している。(国土が50倍の米国の道路予算が年間
12兆円)このような道路関係目的税を高速道路建
設に使えば、通行料を低く抑えることができるはず
で、生活者という視点からも通行料は少なくとも 
フランス並みにすべきだろう。(130キロで約 900円)
 この矛盾した料金と税金による徴収体系は通行料
とガソリン税(道路建設目的税)という二重負担問
題も発生させている、つまり通行料金を支払って高
速道路を走行時に使用するガソリンには一般道路建
設目的税が課せられておりこれが2 重負担となるの
である。                   
 結論として日本において道路関係目的税を一般道
路建設に限定しているところに根本問題がある。名
神高速道路完成時におけるワトキンス調査団の報告
書では、ガソリン税の創設とその半分を高速道路の
建設に支出することを勧告している。しかしながら
その勧告は無視され全額一般道路建設に使われてい
る。この12兆円にものぼる通行料と税金を徴収し
続けて果たして景気が良くなるのか甚だ疑問だ。 
 次に通行料を引き上げれば、使わないという原則
を理解するべきだろう。首都高速神奈川線の通行量
が減ってきている中で国道1号線は通行量が増加し
ているというデータもあるように、市場原理を無視
した価格設定はもはや高速道路の償還にも影響する。
 最後にガソリン税はオイルショック時に一時的な
措置として倍額の48.6円/Lになっているが、この臨
時措置が毎年更新されて今日に至っている。もし仮
に、この24.3円/L分(年間1兆4200億円)を、
全額とはいわないまでも相当部分高速通行料金に充
当すれば、景気への波及効果は計り知れず、地方経
済の活性化にかなり繋がると思う。つまり信長が行
った楽市楽座が現代でも充分に通用する経済活性化
策であることには疑念の余地がない。      

一般会員の皆様の12月運営会議へのご参加を!!

選挙対策特別委員会委員長 江頭清昌

 会員の皆様には、お変りなく、お過ごしの事と思
います。さて、当会(生活者主権の会)では、選挙
の時には、会員で良い人が入れば、推薦し応援をし
ようと努力してまいりました。来年の地方統一選で
も、現在、沖山さん(練馬区長立候補予定者)、岡
戸さん(文京区議立候補予定者)、藤本さん(豊島
区議立候補予定者)、渡嘉敷さん(杉並区議立候補
予定者)、野頭さん(新宿区議立候補予定者)、石
岡さん(新宿区議立候補予定者)、中前さん(港区
議立候補予定者)、斉藤さん(世田谷区議立候補予
定者)、須田さん(渋谷区議立候補予定者)の9 人
が推  薦の手続きを進めております。      
 12月の運営会議で推薦の協議を行う予定ですが、
それに先立って、上記の人に所信表明をお願いして
おります。一般会員の皆様には、会報を通じてのみ、
ご判断を頂き、推薦にご協力を頂いており、多少の
無理を感じております。そこで、少しでも、直接、
候補予定者を知って頂きたく、12月の運営会議には、
一般会員の皆様にも出来るだけご参加頂ればとお声
かけさせて頂きます。             
 この会報が、届きますのが、11月末で、12月の運
営会議が、2 日で、誠に急なご連絡で申し訳なく思
っております。何分のご了承をお願いいたします。
           ☆           
*尚、12月運営会議の日時場所は、       
 会報の最終ページに記載されております。   
*お問い合わせは、江頭さんの事務代行の治田まで
 どうぞ。TEL&FAXは、04-4171-2058です。

生活者主権の会生活者通信2002年12月号/09頁