生活者主権の会生活者通信2001年08月号/03頁..........作成:2001年11月25日/杉原健児

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生活者主権の会・各種活動状況 (1)

※(敬称略・編集:杉原健児)

【1】東京A区6月度例会報告(岡戸知裕AM)   
日時:2001年6月20日(水)19:00 〜20:30       
場所:東京ドームホテル・1F喫茶コナー        
                          「ガーデンテラス」  
出席者:岡戸・佐藤・小林・林・松井、以上5名。
1.政務調査費についてアンケート実施の提案    
  文京区議と7月24日に実施される都議選で当選
  する都議全員に政務調査費についてアンケートを
  実施することとした。アンケート結果はマスメデ
  イアに公表し、インターネットページ上にも掲示
  する。議員には政務調査費を使ってホームページ
  を作るよう働きかける。                      
2.情報公開市民センター訪問                  
  6月12日霞ヶ関官庁街を歴訪する情報公開市民セ
  ンターのイベントに参加し、終了後四つ谷の情報
  公開市民センターの事務所を訪問した。情報公開
  のノウハウを学ぶためセンターとの親交を深める
  予定。                                      
3.その他                                    
 (1)今回の都議選における小泉ブームに沸く自民党
    の動向と次回区議選への対応について情報交換
    を行った。                                
 (2)文京JCに協力して実施した都議選公開討論会
    は成功裏に終了した。                      

【2】新宿生活者主権の会定例会(佐藤鶴次郎)
日時:6月23日(土) 18:30より。              
場所:新宿消費者センター・第2会議室。        
出席:山本・荒木・川上・岡戸・三橋・佐藤(平)
      佐藤(鶴)、以上7名。                  
議題:大量生産、大量消費、使い捨てが当然との当
  たり前で良いか?夫々の立場での感想が討論され
  た。一般の市民の人達にも役所の担当の人にも問
  題を投げかけて行く(次回まで)。            
    例えば現在のコミ処理費用が現実にいくら掛か
  って居るのか、区民一人当たりいくらかが明確で
  ない(佐藤平氏)、ゴミを減らせと言っても目標
  も明確でない、区としては広報紙の枠が取れない
  (三橋氏)との説明に、区民に知って貰う為の方
  策?  リサイクルと表面良い話でも、中味を検討
  すると余計な無駄が見られるもつと勉強しなけれ
  ば(川上氏)                                
    文京区では情報公開が進んだ為に、議員の無駄
  遣いなど明るみに出て良い意味での緊張関係が有
  って職員其の他改善が見られる(岡戸代表)    
    リサイクルセンター祭りに参加して私達の考え
  を区民の皆さんに伝える良い機会と考え、詳細を
  調べその対策を御互い考えたいとの結論となる。
    その後の調査で祭りは9/29(土)9/30(日)。
    次回の打ち合わせ予定7/12(木)6.30〜8.30  
  新生権としては皆さん何を、どうして、を考えて
  下さい。又当日の御手伝いのプランも考えて下さ
  い。その後川上さんよりFAXで各種提案ありま
  した。                                      

【3】東京B区7月例会議事速報(大谷和夫AM)
日時:2001年7月11日(水) 18:30〜21:10       
場所:喫茶室ルノアール蒲田西口店              
出席:大谷・久保田・吉田・柳田・池田・栗田・  
      中村・池田・野村・島田・犬伏、以上11名。
配布資料:                                    
1.地域主権型行財政システムへの変革 (大谷)   
2.ドイツ北東部歴史物語15日間印象記 (大谷)   
3.大田区長期基本計画/実施計画(池田)      
報告:配付資料について下記説明が行われた。    
  資料1は本日の主題で、地域主権型行財政システ
    ムへの変革について過去の議論を整理し、わが
    国の現在最も重要な構造改革の問題として、変
    革の方法論について本日議論する。          
  資料2は地方自治と関連したドイツ旅行の印象記
    で参考資料である。                        
  資料3は途中配布されたので今後の検討事項とす
    る。                                      
議事:                                        
1.日本再編成の方向                          
    現在12州 257府にして府の自治に中心をおく州
  府制、約10道州300 基礎自治体にして道州中心の
  連邦制とする道州制、国と約300 の基礎自治体の
  2段階とする地方分権制の3種類が提案されてお
  り、その優劣を検討した。                    
    今後は地域で産業を興し雇用を確保してゆく必
  要性が高いため、2番目の道州制から入るのが最
  も効果があると思われ、更に地方自治が熟したら
  州府制が理想として考えられるという意見に集約
  した。                                      
    ただし、経済を活性化し、財政を健全化するに
  は、官を中心とする不効率を徹底的に合理化する
  必要があり、民営化、地方分権化を徹底し、国民
  が自助・自立の精神に立ち、食糧、エネルギー、
  原材料の過半を海外からの輸入に仰ぐという環境
  の変化に対して、日本古来のメンタリティのうち、
  視野の狭さ、甘えの構造を意識的に排除する必要
  がある。又地方切り捨て論に対してはむしろ肯定
  し、ぶら下がり精神を駆逐する方が諸外国の例で
  も効果的である。                            
    先進国で中央集権の国は珍しくなったが、日本
  では何%の人が税金にぶら下がって生活している
  か次回までに調査して数字的に明らかにすること
  にした。                                    
2.変革の主導者は誰か?                      
    議会制民主主義の国として理想的にいえば、声
  なき納税者を代表して、政党が国家のあるべき姿
  を描き、国民の共感を得て政権党となり、行政府
  を代表して首相が変革を主導することが望ましい。
  ところが残念ながら政党が一部団体(労働組合、
  宗教団体も含む)の利益代表となり、本来の国民
  の代表としての機能を発揮していない。又ジャー
  ナリズムも国際的視野を欠き、国民の信頼を得て
  いない。ここに与党・野党共に利権に無縁な大多
  数の納税者の信頼を得ていないという本質的な問
  題がある。                                  
    特別区レベルでいえば首長が決意すれば簡単に
  予算の10%は節約できる。ところが国以下行政機
  関に限って貸借対照表がなく、未だに税金の執行
  率にこだわっていて、税金は浪費することが美徳
  とされている。区会議員レベルですら、政党は改
  革しなくてはいけない部分の利益を代表していて、
  本来の区民の意見を代表する議員がいない。    
    このように政党が信頼感を失っているので、国
  民投票制度を導入して、重要な問題は無力な国会
  で百年河清を待つ議論を続けるより、国民投票で
  決着をつける方がましだという議論もあるが、国
  民投票制度自体国会の承認を要するので果たして
  導入の可能性は疑問である。                  
    最近の知事選挙や小泉内閣の出現でたしかに政
  治の流れは一部変わってきた。しかし政治におい
  て一番大切なことは納税者がしっかりして、一部
  の税金消費団体をバックにした政党やその候補者
  を引きずり下ろして、大多数の健全な納税者の意
  向を反映するような政党や候補者を議会に送り込
  むことによって、本来の政治を取り戻すことであ
  る。                                        
    大変まわりくどい方法となるが、変革をするに
  は正しい政治が必要である、そのためには納税者
  を中心とする有権者の意識改革が必要であり、ど
  のように啓蒙したらよいかを次回の議題とする。
  (投票の棄権に対して罰金刑を課すのが早いとの
  意見あり。)                                
☆次回予定:8月8日(水) 午後6時30分より。
  喫茶室ルノアール蒲田西口店                  
  議題:政治正常化のための有権者の啓蒙活動につ
  いて                                        

生活者主権の会生活者通信2001年08号/03頁