必殺仕分け人

福岡県北九州市 山下 


明治維新以来の選挙による維新が始まろうとしている。その先駆けになるのが国家戦略会議と行政刷新会議である。民主党政権にとって本丸中の本丸である、行政刷新会議の事業仕分けチームの活躍が大いに期待されているところである。行政の無駄をなくす、そして削られたムダな資金を有効な経済政策に振り替えると言ったきわめて重要な仕事が始まったのである。

 

我らが平成の志士・きいたかしもその一員に加えてもらう幸運に恵まれた。刷新会議には稲森和夫・京セラ名誉会長、茂木友三・キッコーマン会長、片山善博・元鳥取県知事などきわめて優れた指導者が名を連ねている。その方々にお近づきになれるだけでも大変な勉強になる。彼も大いに発奮し徹夜覚悟で臨んでいた。しかし、小沢一郎の「鶴の一声」で突然中止に。何と言うことか。これでは二重権力構造と言われても仕方がない。小泉総理のような恐怖政治を民主党もやろうというのか。せっかく平成維新に向けて若い政治家たちが一所懸命頑張っているというのに。大多数の閣僚たちは初めての経験ながらも実によくやっている。おおよその国民はそう評価していると思う。と言うのに何と言うことか。もう独裁政治はやめにして欲しい。国民の切なる願いである。

 

とうとう我らが平成の志士・きいたかしもはずされてしまった。枝野幸男をリーダーとして32人の議員がその職務に当たるようになっていた。しかもみんな手弁当である。素晴らしいことではないか。こんな素晴らしいチームに「聞いていない」の一言で潰されていいのか。そして、あろう事か、たったの7人の議員でこんな膨大な作業をやれと言う。これでは莫大なムダを生んでいる特別会計の精査、天下り先の解体などができるのか??疑問が残る。

 

脱官僚」を高らかに掲げて政権交代を成したのに、わるだくみの官僚どもを喜ばせるだけだ。日本郵政の斎藤次郎新社長は小沢一郎と刎頸(ふんけい)の友と言うではないか。せっかくの改革がこれでは国民の評価もガタ落ちだ。時代は大きく変わっているのである。「選挙の神様」と言われているが、神様はもっと優しいはずだ。あなたがいなくても立派に時代を創っていきますよ。もっと謙虚になって欲しいと思う。「私が変わります」と国民に宣言したのはどこの誰ですか??

 

どんなことがあっても時代のネジを逆回転させてはならない。野党もこのことをしっかり追求して共に新しい政治を切り開いて欲しい。いつでも政権交代可能な社会にする為にも、自民党にも頑張って欲しい。「みんなの党」にも大いに期待している。

 

近頃、最も尊敬している中田宏・元横浜市長たちが、「よい国つくろう!日本志民会議」なる政治集団を結成した。素晴らしい面々である。日本には有能な人財(じんざい)が無尽蔵にいるのだ。そこで大事なことは、政治の主役たる我々市民がこの人財の後押しをすることである。この度、企業や団体からの献金を排除し、個人の一人ひとりが支えていくシステムを開発した。この北九州市から新しいシステムを発信する「ワンコイン維新くらぶ」がそれである。西郷隆盛のような国家国民のためにお役に立つ、堂々たる大人物を育てるのが目的である。一人でも多くの賛同者の力をお借りしたい。

以上独断と偏見でした。

ありがとうございます。