生活者主権の会生活者通信2008年11月号/01頁




生活者通信【11月号】

第159号・2008年11月01日発行   ホームページ・アドレス http://www.seikatsusha.org/
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政権交代で情報公開!

生活者主権の会代表 小俣一郎

 日本の政治の最大の問題点、それは、「情報公開
が不充分である」ことかもしれない。本号に要約を
掲載させて頂いた、逢坂誠二衆議院議員(民主党)
の『国の予算・決算は非公開』を読んで改めてその
思いを強くしました。
「徹底した情報公開が全ての議論の出発点です。」
まさしく、その通りだと思います。情報が明らかに
なっていなければ、対処方法が最善なのかどうか、
いったい何を基準に判断するのでしょうか。
 記述の中に、「3年に渡って強く要請を続けた結
果、本年ようやく総務省予算の積算内訳を入手しま
した。これは、今まで与党にも出さなかったそうで
す。予想通り、予算積算は極めて杜撰でした。」と
あります。つまり、これまで与党からは、そのよう
な視点から予算を見直そうという動きはなかった、
ということです。
 最近いろいろな不祥事が出てくると、政府・与党
からたびたび、「官僚から正確な情報がこない」と
いう「いいわけ」が聞こえてきますが、それは「適
切な指示をしていないので、官僚から情報を引き出
せていない」ということではないでしょうか。
 昨年参議院で与野党が逆転し、野党の要求を無視
できなくなったこともあり、これまで隠されていた
いろいろな事実が明らかにされつつあります。それ
は、的を射た要求をしたから情報が出てきたという
ことかと思います。
 ところが、自民党が野党の資料請求について事前
に相談するように官僚に指示していたことが明らか
になりました。その姿勢は、情報公開に逆行してい
るとしかいいようがありません。
 政権交代が実現したら、民主党が政権を取れば、
これまで隠されていた情報が表に出てきます。そし
てそれこそが、政治改革の第一歩になるのだと思い
ます。


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