小平市 自治基本条例のあゆみ

東京都小平市 牧原 信太郎


 2年前の2006年6月、市の呼びかけにこたえ、100%の市民公募の自治基本条例の検討のための「市民の会議準備会」のメンバーに61名が手をあげました。

そして、8月の準備会スタートから2007年2月の正式発足、市との協定締結、部会、全体会、骨子案、秋の市民意見交換会、フォーラム、本年4月の素案作成第2次市民意見交換会、最終討論及び条例案と確実にステップを踏んでまいりました。

作成した案は、今年の5月10日に市長に提出しました。それは小平市議会の6月定例会の初日に「議案第36号小平市自治基本条例」として市長から議会に提出され、ただちに特別委員会が設置され、委員及び委員長、副委員長が選任され、討議されることとなりました。

 ふり返れば155回450時間もの会議、辻山幸宣先生の講演を始め、合意形成、地方自治、行財政、議会コミュニケーション等さまざまな勉強会を持ち、他市の事例を学び、議論を深めていくなかで、私たちは学び合い、共に成長していきました。市民の会議という名のとおり、会議につぐ会議で最後まで白熱の議論が続きました。

今後、市議会でどのような議論を経て、条例として制定されていくのか、私たち一人一人が見守っていきたいと思います。

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当会報7月号に同封した「こだいらの自治基本条例だより No.12」に条例案の全文が掲載されていますのでぜひご覧下さい。

また、「小平市自治基本条例をつくる市民の会」のホームページ(http://www.kodaira.sblo.jp/)には、作成過程のエピソード等が詳しく掲載されていますので、併せてご覧下さい。