生活者主権の会生活者通信2000年12月号/11頁..........作成:2000年11月26日/杉原健児

気概の国日本を再構築しよう(2)

文京区 大山悦男

  東京裁判の無茶苦茶(むちゃくちゃ)さはあきれ
はてるばかりである。いくら調査しても日本の非合
法行為が存在しないので、平和に対する罪と人道に
対する罪をでっち上げるために、侵略の共同謀議と
南京大虐殺を創作したのである。米軍による犯罪、
東京大空襲など日本全国の住宅密集地への空襲によ
る60万人の大虐殺、広島・長崎の人口密集地への原
子爆弾による30万人の大虐殺を煙に巻くためである。
あれは法律にも正義にも基づかない執念深い報復の
追跡である、と結論したパル博士の説は、今や国際
法学会の定説となった。ハンキー卿、FJPビール
氏、Wフリードマン教授、米最高裁のWOダグラス
判事など世界の碩学がパルを支持している、マッカ
ーサーは1951年米国上院で日本が行った戦争は自国
の防衛のためであり、即ち侵略戦争ではなかったと
証言した、東京裁判の首席検事キーナンとウェップ
裁判長自身も、後に非合法性を告白している。米国
の歴史学の権威チャールズ・ビアード博士は1948年
に米の公式資料に基づいて「ルーズベルト大統領と
第二次大戦」なる著書で、この大戦はルーズベルト
が米国民と日本国民を同時に騙し、周到な準備によ
ってしかけた謀略である、と告発している。      
  田中角栄のロッキード事件もアメリカの謀略であ
る事が明白である、東京裁判と同じくまともな証拠
も無く、偽証罪のない外国の証言に反対尋問もさせ
ないで自国の総理を有罪としてしまった、担当司法
官の責任は重大である。日本のポツダム宣言受諾は
無条件降伏ではない。日本軍の無条件降伏を日本国
の無条件降伏にすりかえて統治権を全面的に制限し
た。その後の完全軍事占領は、国際法上も違法であ
る。ポツダム宣言にも、〔日本国民の自由に表明さ
れた意思によって平和的な傾向をもった政府が樹立
されたら、占領軍はただちに撤収する。〕と明記さ
れている。                                    
  アメリカは北方領土が平和的な条約交渉の結果、
日本に帰属した日本の領土であることを知りながら、
北方領土をソ連にくれてやることで恩をうり、次に
日本の返還要求を支持してやることで日本に恩を売
り、ロシアとの反目を永続的にさせた。尖閣諸島に
おいてもサンフランシスコ講和条約の結果アメリカ
の管理下に置かれ、沖縄返還協定によって日本に返
還されることが明白な地域で在るにもかかわらず台
湾漁船の不法な侵犯に明確な態度をとらず放置し、
返還後尖閣諸島が日中間の懸案となっても曖昧な態
度をとり、日中両国が長期にわたって反目するよう
仕掛けた。アメリカは台湾を長年支持してきたが、
現在は台湾の独立や国際社会への復帰に反対してい
る。これは台湾を支持する一方で中国に恩を売り双
方をアメリカに依存させ、現状を維持することが利
益と考えているのです。イラクのフセインが戦争犯
罪人なら、なぜ捕まえて処刑しないのか? 次の戦争
の火種をたやさないためである。                
  日本は負けながら大東亜戦争の宣戦の大詔( たい
しょう) 三つの目的を達成している。第一に国防、
第二に自由貿易体制の確立、第三はアジアの開放で
す。しかも、かつて日本が統治していた韓国、台湾
こそが栄えています、アメリカやイギリス・フラン
スに占領されていたフィリピンやアジアの国々、中
南米やアフリカの植民地諸国は栄えていません、日
本が行ったことは白人たちと違い、正に拓殖だった
のです。日本には拓殖大学はあっても殖民大学はな
いのです。                                    
  日本のアイデンティティーを破壊するために謀略
の国アメリカが日本に押し付けた支離滅裂な現日本
国憲法は絶対に破棄しなければならない。一部改正
すれば大筋認めたことになります。日本は世界で最
初に政教分離を実現した国です、明治憲法は日本存
亡の危機にあたり国力を結集するために急遽(きゅ
うきょ) 作られました。当時世界の主流であった王
や皇帝が支配する先進諸国を参考に、憲法制定権力
の深い考察なしに全権を天皇に集約して政教一致の
朕定憲法としてしまいました。今こそ日本の主権の
証明である憲法制定権力が名実共に国民にあるとす
る、国民の名において公布される新憲法を制定すべ
き時です。                                    
  天照大神を筆頭とする八百万の神々の国、日本、
この日本の神代(かみよ) からの最高の神官の家系
である天皇家は明治維新まで長くそうであったよう
に政治の世界に関わりを持たず、国のために祈る存
在、日本の精神的拠所、象徴の立場にお戻りいただ
くことが一番であると思います。憲法の中で直系の
男子のみが継承する天皇家に触れることは、出生に
よる差別、性による差別、思想・神教の自由にどう
しても抵触することとなります。生まれつき尊く国
民から尊敬、敬愛される人を法によって規定するこ
とは、生まれつき卑しい人を法によって定めること
と同じです。憲法には天皇のことは触れるべきでは
ないと思います。但し、新憲法下の国家としての儀
式は古来よりの慣習として神式で行っても良いとお
もいます。日本の神の道は「明(あか)き、清(き
よ)き、直(なお)き」心を説きはするが教義と言
えるものはなく、神の命令も無い、宣教する人もい
ない。日本の神は大自然のお天道様であり、良心で
あり、神の前にたって恥じない心、行動を勧(すす)
めるだけである。排他的独善主義の一神教に世界を
征服させてはならないのです。21世紀は日本の心の
文明が世界を導くことこそ最善だと思います。    

              【引用・参考文献】              
清水馨八郎著「侵略の世界史」「破約の世界史」共
に祥伝社/小室直樹著「日本人のための宗教言論」
徳間書店/同著「悪の民主主義」青春出版社/同著
「田中角栄の遺言」クレスト社/同著「これでも国
家と言えるのか」クレスト社/渡辺昇一著「なにが
日本をおかしくしたのか」講談社/同著「かくて昭
和史は蘇える」ザ・マサダ/同著「まさしく歴史は
繰りかえす」クレスト社/渡辺昇一・林道義・八木
秀次共著「国を売る人々」PHP/渡辺昇一・船井
幸雄共著「日本はこれから良くなる」徳間書店/日
下公人著「人間はなぜ戦争をするのか」クレスト社
/同著「どんどん変わる日本」PHP/日下公人・
渡辺昇一・竹村健一共著「僕らはそう考えない」太
陽企画出版/前野徹・増田俊男共著「目ざめよ日本」
イーハトーブ出版/増田俊男著「負けながら勝って
しまう日本」PHP/西尾幹二著「沈黙する歴史」
徳間書店/同著「国民の歴史」産経新聞者/大前研
一著「平成維新」講談社/小林よしのり著「ゴーマ
ニズム宣言各号」「戦争論」「台湾論」共に小学館
/小林よしのり・福田和也・佐伯啓思・西部邁共著
「国家と戦争」飛鳥新社/三浦朱門著「天皇、日本
の体質」海竜社/日本弁護士協会編「アメリカ情報
公開の現場から、秘密主義との戦い」花伝社/西修
著「日本国憲法を考える」文春新書/松井茂記著「
アメリカ憲法入門」有斐閣/櫻井よしこ著「日本の
危機」新潮社/黄文雄著「中国・韓国の歴史歪曲、
なぜ日本人は沈黙するのか」光文社/山本健造著  
「大東亜戦争は正当防衛であった」/「旧約聖書」
「ヨシュア記」日本聖書協会/高山正之著「さあ五
輪だ。反省のポーズ・先住民の虐待史」産経新聞20
00年09月13日                                  
南京大虐殺は嘘だ                              
   http://www.history.gr.jp/nanking/index.html
現代コリヤ研究所                            
              http://www.bekkoame.ne.jp/~mki/
新聞の宅配問題                                
       http://www.kcn.ne.jp/~ca001/index.html

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