生活者主権の会生活者通信2000年12月号/04頁..........作成:2000年11月26日/杉原健児


「有権者の健全な常識には勝てない」

衆議院議員(東京19区) 末松義規

  10月22日、民主党の山本譲司前衆議院議員の不祥
事辞職を受けて行われた衆院東京21区補欠選挙の結
果、川田悦子氏が当選。私は、民主党の長島昭久候
補の選対事務総長として参加。そもそも、山本氏と
仲のよかった私ですから、この選挙で、民主党の候
補者擁立には当初気乗りがしませんでした。しかし
ながら、「惨敗してもいいから、21区の有権者お一
人お一人に、民主党としてのお詫びと出直し決意の
行脚をぜひ選挙という形でやってくれ」との鳩山代
表の強い意向を受けて決断。                    
  結果は、長島候補は、川田氏、自民党の加藤氏に
続く3位でした。わずか1ヶ月の選挙でしたが、い
くつか学びました。まず、「お詫びしながらの選挙
は勝てない」。21区の有権者の皆さんからは、山本
事件の影響で、「今回選挙だけは、民主党にはお灸
を据えるんだ」という健全な常識をひしひしと感じ
ました。                                      
  多分、これでは、たとえ菅直人氏が出馬しても勝
てなかったでしょう。健全な常識です。私の選挙区
であるお隣の小平市の方々に聞いても、「民主党の
候補者はとても良いと聞いているが、今回は、投票
所に行かない」と立川の親戚が語っていた由。    
  なお、長島氏については、素晴らしい候補者であ
り、今回の禊ぎを終えて、次回は良い結果になるも
のと確信しています。                          
        (末松事務所ニュース・第13号より転載)

東久留米市当局 池田治夫を10月25日、東京地裁八王子支部に提訴

〜池田はるお通信。市当局と議場外乱闘へ〜

東久留米市市会議員 池田はるお

  裁判の経過は  http://www.ikeda.gr.jp  の平和
モニュメント裁判経過で報告中。                
  この問題は、市当局が契約をする場合に市民に損
害をかけないという最も基本的な視点を忘れたこと
が大きな問題。新聞の広告の写真に似たものを恥ず
かしげもなく建設しようという神経。            
  その図太さには脱帽するが、税金の無駄遣いをこ
のまま見過ごすわけにはいかない。              
  この問題が今までの市当局の身の丈にあわないハ
コモノ建設中心の財政運営の破綻を示す氷山の一角
であることを裁判を通じて明らかにしていきたい。

三 本 の 矢

新宿区 佐藤鶴次郎

  毛利元就の「三本の矢」の話しは戦前に教育を受
けた人に取っては歴史的に有名である、が戦後に育
った子供はその意味が理解できないらしい。東京21
区の補欠選挙はその最たるものだ、幸い川田えつこ
さんの善戦が自民のあがきが抑えたが、民主党も民
社党もその考えは国民の希望を無視した、自分の党
の利益優先の醜いあがきそのものだ。            
  日本の現状や将来を考えて居る人々は今の政治の
末期的有り様に、危機感を募らせているが、いざ改
革の具体案と成ると各政党も個人もその主張はバラ
バラに思える。今の自民党の中にある古い体質を破
壊出来ないのは、野党始め市民が統一した、戦略を
持たないからだと痛感します、徳川幕府を覆したの
は、「王制復古」の国家的大目標を掲げて薩摩藩と
長州藩が大連合を組んだからだ、薩摩と長州は数ヶ
月前まで、殺し合う犬猿の仲、それが世界の列強に
肩を並べる気概を持つ大きい勇気と、細かい感情の
縺れを乗りきり日本を救った。                  
  今の政治家は器が小さい。「綱領が合わない」と
か「憲法の解釈が合わない」とか、私から見ると枝
葉末説に拘つていて本質を見ようとしない。たまた
ま、不可解な選挙制度で出てきた代議士に数の力で
文句抜きに押し切られる腑甲斐なさ。こんな事は早
くから判って居た事です。先ず市民の大連合が優先
だと気付く事が先決。今の政治に活力を持たせるの
は、我々市民の声を反映する【住民投票優先の自由
民権運動】と考えます。真の市民の声を政治に反映
する意欲と情熱で自民勢力を倒し爽やかな、議会政
治を確立する期の到来と考えます。住民投票に関し
ては、IT革命に関連して、次回に提案致します。

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