生活者主権の会生活者通信2000年05月号/11頁..........作成:2000年05月18日/杉原健児

やれば出来る、政治を変えよう

新宿区 坂下 章

 石原都知事の銀行課税は暗雲が垂れ込めるなか青空を見る様な、胸のすく思いでした。
 先日免職になった金融再生委員長の越智さんは、石原さんを「よく騒ぎを起こす人だ」なんて 云いましたが、もっともっと騒ぎを起こして、納得のゆかない政治を変えて面白くしたいものです。
 私の騒ぎたいこと五っをあげて見ます。

【借金財政をやめる】

 戦前軍事費の膨大な要求に対し高橋是清蔵相は赤字国債発行でこれに応え軍部を喜ばせました。 しかし要求はエスカレート、財政破綻を憂いた蔵相は押さえにかかり、遂に2.2.6事件で 殺されました。そのあとは歯止めを失い戦争に突入敗戦后国債償却で国民の汗の貯金はインフレで 5000分の1になりました。これを教訓に赤字国債は禁止となったのですが、建設国債ならばと糸口を 作り遂に赤字国債を発行しだし小渕内閣に至つては垂れ流しです。
 不況と称して大借金を作った頃の新聞が国内外の旅行広告だらけを見て、後世の人は理解しがたいと 思います。
 後始末は増税かインフレどちらにしろ泣くのは国民です。昔軍事費今農業とゼネコン、無駄を 止めさせるために声を上げましょう。

【公定歩合は5%に】

 困った時にお金を借りそれに相応の利息をつけてお返しするのは道徳、礼儀です。
 相応とは今から 102年前明治41年公布の民法404 条に定める法定利率5%が妥当です。
 アメリカは5.25%です。0.05%というタダ同然は道徳に反します。お金のためなら道徳などどうでも よい政治は困ります。

【道州制を実現させましょう】

 現在の県は、129年前の明治4年移動は歩くしかない、時の制定で高速道路高速鉄道飛行機の時代 に合わず、経済レジヤー犯罪等県の単位をはるかに超え広域化しています。
 大前研一の平成維新の会の熱気の一つにこれが有りました。地方分権、行政改革、無駄の排除の為、 声を上げつづけましょう。

【古い制度を変えよう】

(1) 叙勲は止めよう
 戦争の反省から勲章制度は廃止になりました。それが没後叙勲から生存者へと復活し、 現在の等級をつけるものになりました。
 これは自分の考えを抑えてお上ごもっともとしなければ貰えず、官吏、業界のコントロール に便利です。民主主義では、国民主権、官吏は公僕です。召使いから御主人が等級で差別されて 勲章を貰うのはみっともないことです。
(2) 官僚制度の見直し  戦前官吏は親任官、奏任官、高等官、判任官、と段階があり学歴と試験で決められました。 軍隊も官僚でその無責任体質が太平洋戦争を惹起し、 300万人の死者と焼土と化して終りました。 アメリカ軍は日本軍を兵は優秀下士官は良好将官は愚劣と評しました。
 この制度は戦后もそのままです。今キャリアと呼ばれ警察のトップの堕落が問題になっています。 偉くなって楽をしたいと幼稚園からお受験に励みある時期から安楽という制度は見直しすべきです。

【日本文化を世界に】

 日本は世界第二の経済国で多くの国が注視し、見習、期待しています。戦後55年、もう卑屈に成らず に堂々と主張し貢献する目標を定め実行する時です。
 鮨・醤油・カラオケ・柔道等の様に、日本の良い文化・礼儀正しさ・勤勉・質素・節約・和、 等自信をもって世界に広めましょう、援助は世界全体の将来を考え、原水爆保有国に援助したり、 目先の利益のみを追い求めては、戦前の二の舞です。
 しっかりした理念をもって正しいことを毅然として実行する、それが世界から尊敬される国となる 唯一の方法であると思います。

3月首都圏市民会議報告

生活者主権の会代表 治田桂四郎

 3月19日(日)午後4時より2時間一寸、表記の会議を行いました。出席者は生活者主権千葉の 高橋さん、いしん埼玉市民の会の石井さん、今回から神奈川市民フォーラムの折井さん、江口さんと 私治田の5人とオブザーバーの神奈川市民フォーラムの会員の白瀬さん、川島さんの計7人でした。
 いつものように、高橋さんに議長をお願いしました。先ず、各組織の活動状況を報告し合いました。 私、治田から、東京の生活者主権の会の方針と現状を報告しました。即ち、良い国を創る為に良い議員 や組長を選挙で選んで行くために、現在次期衆議院議員選挙にむけて、いずれも民主党公認ですが、 ながつま昭さん(東京7 区・・・ 中野区・渋谷区)、末松義規さん(東京19区…国分寺市・小平市・保谷市 ・国立市田無市)、片山みつよさん(東京8区…杉並区)を推薦し、支援している事と公職選挙法の 改定運動を進めていることを報告した。
 千葉県の高橋さんからは、次期衆議院議員選挙に向けて、千葉県内十二区の公開討論会の開催を 進めている事(その関係資料が配られました)と一部の地区でオンブズマンとの連携活動を行って いることが報告された。
 埼玉県の石井さんの方からは、千葉県と同様に次期衆議院議員選挙にむけて、公開討論会を出来る 限り行いたい意向で準備を進めているが、未だ3選挙区くらいしか目途が立っていないとのことでした。
 神奈川県の江口さんからは、全代表の萩野谷さんが、首都圏市民会議を脱会した時に神奈川市民 フォーラムでは、江口さん他の幹部から異議を唱えたが、代表の行為だったので、認めざるを得なかった。 今回、復帰できて、よかったとの談話があった。
 又、神奈川県では、活動の主体を民主党支援を最重点にしたと誤解を受けているが、本当は、 民主党に限らず、言い人を議員や組長を推薦し、当選させて、良い世の中を創って行く事が、 目的であると説明があり、現在、民主党系の7人(ツルネンさん、佐藤さん、松沢さん等)の議員を 推薦決定して、支援しているとのことでした。他には、神奈川県は、オンブズマン活動が、盛んで、 幹部の方々は、それぞれに情報公開請求、監査、訴訟などを行っていると。又、パソコンを3台 購入して、パソコン講習会を開催しているとのことでした。
 最後に、折井さんから、パソコンで他の市民運動グループと連携して、パソコンによる 次期総理大臣は、誰が、望ましいか等をアンケート調査するのも面白いのではとの雑談的提案があった。 これには、出席者全員が、賛同の意を表していた。  他に雑談をしたが、東京も神奈川同様、民主党のみを支援しているわけではなく、良い人がいれば、 どの党からでもかまわない旨、私からも説明した。

生活者主権の会生活者通信2000年05月号/11頁