生活者主権の会生活者通信2000年04月号/10頁..........作成:2000年05月06日/杉原健児

3人の推薦者を支援しよう

選挙対策特別委員会委員長 江頭清昌

 当会が次期衆議院選挙に向けて、推薦を決定した立候補予定者はご存知と思いますが、東京第7区 (中野区・渋谷区)の民主党公認「ながつま昭さん」、東京19区(小平市・田無市・保谷市・国立市・ 国分寺市)の民主党公認「末松義規さん」、東京8区(杉並区)の民主党公認「片山みつよさん」の 三人です。このお三方には、会として、推薦証明書、推薦状、為書を近々に用意します。しかし、 本当に大切なのは、私達の持てる力(時間、体力、お金、知人・友人・親戚の紹介、アイデアなど) を惜しみなく提供する事です。そのことが、この人達を当選させることに一番プラスになると思います。 一例ですが、治田さんは、ながつま昭さんの街宣車の運転を時々しているようです。特に、土日が 望まれるようです。
 又、お願いしております選挙カンパの集まり具合は、3月8日現在で17万7千円(13人の方から)で、 すでに当初の 100口(一口1000円)は、達成しましたが、先月も書きましたように、願わくば、 1000口(100万円、人数は、100 人くらい)にまで伸びればと思っています。尚、カンパ頂いた方は、 次の方々です。
 1月6日渋谷区の大さきさん3000円、神奈川県セ相模原市の佐伯さん3000円、千葉県柏市の治田さん 30000円、1 月11日中野区の宮川さん5000円、1 月13日小平市の小俣さん 30000円、1 月31日にKさん から3000円、2月7日に千代田区の鈴木さんからセ 20000 円、2月8日に江頭から 20000円、2月8日に豊島区の吉井さんから 10000円、 2月10日に世田谷区の井上さんから3000円、2月28日に文京区の松井さんから 15000円、 3月2日に調布市の杉原さんから 30000円、3月6日にMさんから5000円で、合計 177,000円が 主権協賛の口座に選挙カンパとして振り込まれています。
 尚、未だ、ご多忙の故などの振り込まれていない方は、出きるだけ早くお振込みいただきますよう お願いいたします。振込先は郵便口座名「主権協賛」で郵便口座番号は 00100-4-108845 です。 期間は、始めを2000年1月1日とし、終わりは、告示日前日までと致しております。なお、 振込用紙のメモ欄に「選挙カンパ」と御記入ください。又、カンパ頂いた方は、姓名と居住地域と 口数を掲載させていただいております。掲載不可の方は、その旨を振込用紙のメモ欄にお書きください。 集まリましたお金は、推薦者の数で割り、均等なものを各推薦者にお届けします。推薦者は 現在三人です。
 なお、主権協賛は代表の治田さんが委員長をしている活動費募集特別委員会の口座です。 又、治田さんは、当委員会の副委員長(連絡係り)です。

「検査に手心!?」これが自民党の正体だ

江戸川区 初鹿明博

 本日(2月25日)、越智通雄金融再生委員長が問題発言で辞任しました。石原都知事が銀行に対する 外形標準課税を行なうとの方針を発表したのを受けて、「よく騒ぎを起こす人だな」 「事前に相談がなかった」などと批判をしていたあの人です。石原知事には「あの人、役人でしょ」と 軽くいなされてましたが、口は災いの元ではありませんが、失言でとうとう辞任に追い込まれました。
 さて、問題となった発言ですが、栃木の蓮実進代議士の金融関係者を集めた会合の席でなされました。 そもそも、金融担当の現職大臣が金融関係者を集めた会合にのこのこと出て行くこと事体不謹慎だと 思いますが、その失言の内容となると空いた口がふさがらないほどのものでした。
 「(金融監督庁の)検査がきつかったら、自分に言ってくれれば最大限配慮する。」といかにも 『検査に手心』を加えてあげますよと言わんばかりの発言をしたのです。本人はそのようなつもりで 言ったのではないし、そもそも自分には検査の権限もないと言い訳をしていますが、誰一人こんな 言い訳は信じていないでしょう。この発言こそ、越智さんの本心ですよね。
 そもそも、越智さんは就任当初から、金融再編に消極的だと見られていました。金融業会の代弁者、 利益代表者と考えられていたのです。そうです。越智さんは大蔵省の出身ですから、 これまで日本がとってきた護送船団方式の金融行政がしみついてしまっている人なのです。 それだけでなく、政官業の癒着の象徴といってもよい方なのです。就任直後に発覚したのですが、 都銀3行、信用組合から総額で約1億円にものぼる融資を無担保で受けていたのです。石原知事の 外形標準課税に反対したり、検査に手心を加えるような発言をなぜしていたのか、この無担保融資が 全てを物語っているのではないでしょうか。
 しかし、この問題は越智さん一人の問題と片付けてはいけません。自民党政治の本質というものが ここにあるからです。つまり、建設省と建設族議員が大手ゼネコンと、厚生省と厚生族議員が 製薬メーカーと…挙げていけばきりがありませんが、政治家と官僚と業界・団体が癒着をした体質から 抜けきれていません。自民党は自分たちに献金をくれるか、選挙で応援をしてくれる特定の力のある 団体の方ばかりを向いて政治をやっているのです。
 この構造というものが日本の政治や経済を歪めてきていることは間違いありません。この自民党政治 というものを打ち破らなくては日本の経済が真に自立をし、景気回復をすることはないでしょう。 景気を回復する最も簡単な方法は実は自民党を政権の座から引きづり下ろすことなのかもしれません。
 今回の一件は自民党の体質というものを今一度浮き上がらせたという意味で越智さんを評価したいと 思います。ちょっと嫌味ですかね。
 蛇足ですが、私と越智さんとは、私が高校生だった頃(もう15年も前ですが)代官山に買い物に行った ときポスターで見たのが最初の出会いでした。上から読んでも、下から読んでも「オチミチオ」と いう印象が鮮明に残っていました。この名前の覚えやすさが今回ばかりはマイナスに働くのでしょうね。 選挙民は越智さんがどんな人か皆次の選挙までしっかりと覚えていることでしょう。

生活者主権の会生活者通信2000年04月号/10頁