生活者主権の会生活者通信1999年12月号/09頁..........作成:1999年12月26日/杉原健児

公共事業をどうするか 利権政治との闘いは今1999年11月が本番

東久留米市議会会議員 池田治夫

 公共事業における問題点は、族議員・族官僚・族団体の利権のために、不必要なものまでが強行されて いる事が国民に知られ出してはいるが。それが止められないのは何故なのか。
 国民に知られ出している。と言ってもそのことが国民全体の問題意識に共有されていないことが、 不要不急の公共事業を無理押しする利権勢力に勝利できない理由である。
 何故 問題意識を共有できないのか。後述することと重なるが、反利権勢力にはそれぞれの問題意識に 対して、思いこみというか、思い入れが大きすぎることが、表面上の理由ではないかと思う。
 では深層の理由はどこにあるか。  反利権意識の希薄さにあるのではないか。平和憲法の問題で平和の立場に立てば自分の任務は終わった、 とまで言わなくともそこで一定の存在意義を自分なりに見いだしてしまう平和勢力。平和の問題が すべてに優先する問題意識。理念には池田も共感できるのだが、それだけでは間違いであると感じる。 むしろ旧来からの左翼意識のままに平和至上主義の進め方自体に注意するべき事が隠されていないか。 反利権意識の希薄さ。と言うだけでなく、利権の問題に踏み込めない問題をもつ、というかすねに傷 をもつ自称平和勢力が今必要な問題をすり替えているのではないかという危惧である。 こんな問題提起をすれば自分の問題意識しか重要でないという反利権勢力の弱点をそのまま自分が なぞっていることにもなりかねない。
 そこでそれぞれの問題の根元は何かという点で追求したい。
 平和をおびやかす政治状況を作り出している元は何か。権力をにぎる側の金に引きずられた利権の問題 が根底にあるのではないか。環境を破壊している政治状況を生みだしているのもやはり利権である。

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