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━━━生活者通信メルマガ版━━━━平成21年1月1日  Vol.74━

政権交代で明日を拓こう

                      生活者主権の会  岡部 俊雄

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 総選挙の年がやって来た。

 この総選挙で政権交代を実現し、未来の見える新しい日本を拓き
たいものである。


 政権交代という言葉が、ようやく国民の間に膾炙されるようにな
り、また、それが意味するものが少しずつ理解されるようになって
きた。

 一党支配が長く続き、腐敗し、国民から遊離した政治に慣らされ
続けてきた人びとは、これまで政権交代の意味するところがよく分
からなかったようだ。

 政権交代は、利権の受け皿が変わるだけだとか、新たな利権が生
まれるだけで、それを国民に隠すためのキャンペーンだとか、その
程度にしか理解されていない向きもあった。また、そのように世論
を誘導する現政権のプロパガンダの影響もあった。


 しかし、肌で感じる空気は明らかに変わってきている。

 現政権が長年に亘って続けてきた固陋な政治手法が、機能不全に
陥っていること、新しい時代に全くそぐわなくなっていることを多
くの国民が気付き始め、民主党議員の真摯な説明とも相まって、政
権交代を希求するうねりは次第に大きくなっている。

 昨年、某民主党国会議員の地方での講演会にご縁があって同席し
たことがあるが、後日、会の主催者から「出席者の多くの方から、
政権交代の必要性がよく分かった、というお話を頂いた。」という
連絡を受けた。

 同国会議員の説明のうまさもあるだろうが、それがよく理解でき
るだけの、鬱積したような、行き詰ったような、あるいは、怒りに
満ちた現在の政治に対する思いがあって、乾いた土に雨が降ったよ
うに、すんなりと、浸み込むように、多くの方に理解されたのでは
ないかと思う。


 こういう空気を察してか、現政権側のトンチンカンなプロパガン
ダもすっかり鳴りをひそめてしまった。

 危機感を持った現政権側はあわてて民主党と同じことを言いだし
たり、一緒にやりましょうと言いだしたり、自分達も改革党だと言
ったりして、今度は皆同じだというメクラマシ戦術に出てきている
ようだ。

 しかし、国民が大きな問題点として次第に認識し始めたことは、
官僚のモラルの低下と、その官僚をコントロールすべき立場にある
政権と官僚との関係である。長年官僚と利害関係を共有してきた現
政権、官僚の作った政策に自分達のレッテルを貼っているだけの現
政権、官僚の書いた作文を読んでいるだけの現政権の大臣達に、官
僚に都合の悪い政策など打ち出せるわけがない。官僚のモラルをこ
こまで低下させ、また、新しい国のビジョンが描けなくなってしま
った原因は、現政権の構造的行き詰まりから来る矛盾と無気力にあ
ることを、国民はようやく認識し始めたようだ。


 これからの新しい政治は、当然なことではあるが、官僚を政治の
支配下に置くことから始まると思う。そして、それができるのは官
僚とのしがらみがなく、官僚主導政治を政治主導政治、生活者主導
政治に変えることを、政策の第一に掲げている民主党しかない。

 「あの官僚どもを民主党は本当にコントロールできるのか?」と
懐疑的に言う人がいる。その人には「それは人ごと過ぎるのではな
いか」と反論している。「国民は官僚を直接コントロールできない。
国民がやらなければならないことは、自分達の思いを託すべき議員
や政党に一票を投じ、そして、サポートすることである。あなたは
官僚に都合のいい国をつくりたいのですか、それとも国民主権の国
をつくりたいのですか」と。

 かつての大戦は軍服を着た官僚が主導・暴走したものであり、そ
れを政治がコントロールできなかったことを忘れてはならない。


 来るべき総選挙は官僚をコントロールできる政権を選択する選挙
である。

 そして、官僚をコントロールし、新しい国を構築しようとする意
思が本当に国民にあるのかが問われる選挙でもある。


 明日を拓けない政党、明日のビジョンのない政治家はそろそろ退
場してもらわなければならない。

「著者・岡部俊雄氏関連のHP」
http://www.tatunet.ddo.jp/okb/
http://www.seikatsusha.org/ne/okabe/


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(マガジンID:0000146184)

−「創刊号」 2005年01月01日発行−
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